試験

  1. 付着量及び硫酸銅試験
    1) 付着量試験方法
    めっき前後の重量差から求める直接法と、めっき皮膜を試験液で除去しその前後の重量差から求める間接法があり、何れも通常は、お客様からご支給頂いた試験片を用いておこないます。
    2) 硫酸銅試験方法
    めっきされた試験片を硫酸銅溶液の中に1分間浸漬し、これを既定回数繰返し、試験片表面の銅の析出の有無を目視で判定します。
    ※ご指定される規格は付着量が普通であるため、硫酸銅試験は殆ど適用実績はありません。
    めっきの種類・記号と付着量及び硫酸銅試験回数
    種類 記号 付着量 硫酸銅試験回数 試験方法 適用例
    1種 A HDZ A 4回 硫酸銅
    試験
    厚さ5mm以下の鋼材・鋼製品、鋼管類、直径12mm以上のボルト・ナット及び厚さ2.3mmを超える座金類。
    1種 B HDZ B 5回 厚さ5mmを超える鋼材・鋼製品、鋼管類及び鋳鍛造品類。
    2種 35 HDZ35 350g/m²
    以上
    付着量
    試験
    厚さ1mm以上2mm以下の鋼材・鋼製品、直径12mm以上のボルト・ナット類及び厚さ2.3mmを超える座金類。
    2種 40 HDZ40 400g/m²
    以上
    厚さ2mmを超え3mm以下の鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。
    2種 45 HDZ45 450g/m²
    以上
    厚さ3mmを超え5mm以下の鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。
    2種 50 HDZ50 500g/m²
    以上
    厚さ5mmを超える鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。
    2種 55 HDZ55 550g/m²
    以上
    過酷な腐食環境下で使用される鋼材・鋼製品及び鋳鍛造品類。

    備考

    1. HDZ55のめっきを要求されるものは、素材の厚さ6mm以上であることが望ましい。
      素材の厚さが6mm未満のものに適用する場合は、事前に受渡当事者間の協定による。
    2. 表中、適用例の欄で示す厚さ及び直径は、呼称寸法による。
    3. 過酷な腐食環境は、海塩粒子濃度の高い海岸、凍結防止剤の散布される地域などをいう。
  2. 磁力式厚さ試験

    磁力式測定装置(電磁膜厚計)を用いて製品のめっき皮膜の厚さを測定し、その皮膜厚さから換算によって付着量を求めます。
    適用されるケースとしましては、お客様のご指定、または試験片のご支給が頂けない場合となります。
    ※なお、厚さ測定値から換算付着量を求めるには、めっき皮膜の密度を7.2g/cm³として、次式によります。

    A=7.2×t
    ここに、 A:亜鉛付着量(g/m²)
    t:めっき厚さ(μm)
  3. 密着性試験方法

    『JIS H0401 溶融亜鉛めっき試験方法』のハンマ試験は、規定のハンマで支持台を中心に柄を垂直の位置から5回自然落下させ、その打こん間に連続した浮き上がり又は、はく離がないかを判定します。
    ※ハンマ試験の適用を受けない製品は、目視による方法が適用されます。その場合、通常の取扱いによる、めっき皮膜の”き劣”または“はく離”の有無を調べます。

※『JIS H0401:2007溶融亜鉛めっき試験方法 』による

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検査

  1. 素材受入検査

    入荷した素材(鋼材及び鋼材加工品)は、寸法、構造、油脂類や塗料の付着、錆の程度などについて検査し、処理の可否や方法、条件を判定または決定します。

  2. 前処理中間検査

    脱脂工程及び酸洗工程それぞれで、所定の時間処理したのちに、処理ムラなど前処理不良がないかを検査し、合否及び時間の延長や再処理を判定します。

  3. めっき後中間検査

    付着量及び外観を検査し、合否を判定します。
     (※付着量は、めっき膜厚で仮判定をします)

  4. 完成品検査

    めっき後中間検査で合格となった製品について、外観基準に照らし判定します。
     (※なお、必要に応じて、ヤスリなどを用いて修正または補修をおこないます)

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